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小型化とファンレスへの挑戦!

アルミは調理器具などによく使われます。それは熱を通しやすいから。鉄と比較すると、アルミの熱伝導率(熱の伝わりやすさ)は約3倍!金属全体でみても、アルミより熱伝導率がよいものは銀、金など数えるほどしかありません。アルミが持っているこの「熱をよく通す」性質は、周辺機器の分野ではどのような効果があるのでしょうか?
ハードディスク、MOドライブ、CD-R/RWドライブ・・・どのような周辺機器であっても高速になると必ず発熱量が大きくなるもの。発生した熱を効率的に逃がしてやらないと、過熱によって動作が不安定になってしまいます。通常の場合、高速なドライブには大きな冷却ファンをつけて冷やすのですが、この方法では冷却ファンが起こす騒音が問題となります。

MO背面
外付けMOユニットはファンレス
hd背面
ハードディスクもファンレスかな?
HDフロント
実はこの奥にごく小型のファンが隠れているのです

そこでロジテックではアルミの熱伝導率に目をつけました。プラスチックや鋼板に比べて熱が伝わりやすいから、同じ大きさのボディならアルミの方が内部温度ははるかに低くなります。さらにロジテックでは「板バネ」でドライブをアルミボディーに密着させる独自構造により放熱性能を向上させています。そのため、アルミボディの製品はファンが不要(ファンレス)であったり、ごく小型のファンを取り付けるだけで安定した動作が可能なのです。


ドライブシャーシに板バネが2つあります。

この部分でアルミボディに密着します。

板バネが押し下げて、底面部分でドライブとアルミボディが密着します。

ファンが小さくなることによって、様々なメリットが生まれます。例えば先ほどあげた冷却ファンの騒音が小さくなるため、静かなドライブを作ることができます。また、ファンを搭載するスペースが小さくなれば、ボディをより小型化することができます。「CDジャケットサイズ」のMOユニットはアルミボディだから実現できたのです。

ジャケットサイズMO ここまで小さくできました

その他にも目立たないところですが、ファンレスであれば塵埃を吸い込まないから、故障しにくくなるというのも重要なポイントです。アルミボディの放熱性能は、このように様々な形でロジテックの周辺機器に貢献しているのです。


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